今日も転職先を見つけられなかったと居酒屋で隣の席に居合わせたお父さんが嘆いておられました。
何でも、入社以来20数年ずっと尽くしてきた職場から突然肩を叩かれて途方に暮れている。
企業からはアウトプレースメントを付けてもらったが一向に仕事が見つからず、もうどうしたいいのか分からず今夜はヤケ酒。
私も数年前、リストラされ人間不信に陥って誰とも関わらず仕事出来たらいいなぁと考えるようになっていました。
その頃、朝のテレビ番組でたまたま目にしたのが在宅ワークでの働き方。
子育てのためやむを得ず退職したOLが、SOHOで独立してOL時代の倍以上稼いでいる夢のストーリー。
目次
そもそも稼げる在宅ワークってどんなものか試してみた
SOHOの言葉自体は数年前に流行ったけど、自分には全く縁のない世界。
どうせ、TV特有のフェイクニュースだろう。
それでも、誰とも関わらず生きていけるならと始めた在宅ワークは、短期的には全く稼げない厳しい現実が待っていました。
私が挑戦してみたのは、WEBライターのお仕事と悪名高きアフィリエイトプログラム。
最も難易度が高いアフィリエイトプログラムは、20代の頃に一度挑戦して全然ダメだったにも関わらず、ついつい夢を見てしまったのが敗因。
近年、子育て支援の観点から、新たなワークスタイルとして在宅ワークが再び注目されつつあります。
在宅ワークとは、職場に出勤せず自宅で仕事をすることを指し、いわゆる内職や流行りのWEBライターを含みます。
従業員が1000人を超す大企業においては、総務省が推進しているテレワークを導入し始めていますが、恩恵にあやかれるのはほんの僅かな層のみです。
通勤する必要が一切ないことから、自宅で気軽に始められると主婦層を中心に人気の働き方。
また働きに出ることができない子育て層や、親の介護でやむを得ず退職したサラリーマン層にとってもありがたいシステムですよね。
在宅ワークと言っても
- シール貼りやあて名書きの内職
- ビーズアクセサリーの販売
- 転売(せどり)
- 覆面調査員やWEBライター
- アフィリエイトプログラム
様々です。
まずは、自分自身ストレスなく出来そうな方法から始めるのが無難ですが、如何せん怪しい情報が溢れている世界です。
誰でも簡単に稼げるとか、スキマ時間にスマホ操作するだけで10万円とか、LINEで友達登録するだけで月収100万円を目指せるなんて眉唾物の情報が飛び交っているため、慎重にならざるを得ません。
私の場合、挑戦し始めて3か月でたった16円しか稼げませんでトホホって感じです。
在宅ワークを始めるにあたり注意することは詐欺被害
人間誰しも楽して大金を稼ぎたいと考えてしまうもので、そういう弱みに付け込んだ商法や詐欺被害が後を絶ちません。
2019年に入って、いわゆる情報商材に騙された系のニュースを頻繁に耳にするようになり、NHKでも頻りに注意を促している模様。
政府が副業を解禁した今、それだけ多くのサラリーマンやOL達が自宅にいながらできる副業系の仕事に目を向けているのでしょうが、何も知らない初心者はカモられ続けています。
そもそも、1円も稼いでいないのに登録料だのシステム使用料って必要ですか?
インターネットがこれだけ発達した時代に、あなただけが知り得る裏技があると思いますか?
私は、騙す人間は絶対に裁かれるべきですが、騙される方も同罪と考えています。
だってほら、1日10分で月収10万円とか、友達100人を登録させれば月収100万円って冷静に考えたら、絶対無理ゲーな手法を信じてしまう。
もういい大人なんだからいい加減に目を覚ませよって思いますね。
じゃぁどうすれば、信頼できる情報を得て仕事に励めるのか考える必要がありますよね。
まずは、信頼できるクライアントを選ぶことから始めるべきですね。
ほとんどの在宅ワークが、労働した時間に対して賃金が支払われるのではなく、納品した成果物に対して幾らの報酬の基本概念。
頑張って作って納品したわ報酬は払ってもらえないわだと、やっただけ損することになりかねません。
こういうミスマッチを解消するために登場したのが、いわゆるクラウドソーシングと呼ばれる仕組み。
クラウドソーシングとは元々、不特定多数の人のアイデアを募るサービスのことを指します。
意外かもしれませんが、ボーイング社が古くから採用している形態だと言われています。
日本で信頼がおけるサイトに、Lancersやクラウドワークスの2社。
この2社によって確実に報酬が支払われる仕組みが確立されているので、安心して仕事を請け負うことが出来ますね。
ただ、気を付けなければならないのが請け負う単価です。
基本的に誰でも書ける体験談形式であれば、1文字0.2円から0.5円が相場ではないでしょうか?
極端に低い0.02円程の単価であれば、リアルでバイトしたほうがマシですし逆に10円とか100円なんて単価はあり得ません。
でも、楽して稼ぎたいバイアスが働くから簡単に騙されちゃうんですよね。
私の知り合いのプロのライターさんでも1文字4円。
彼女が3000文字書いた場合、12,000円になる計算です。
上手くなればこれぐらいは稼げる世界です。
Lancers品質向上委員会からのお知らせより引用
40代でリストラされた私が挑んだアフィリエイト体験
私が在宅ワークを始めるにあたり、最高難易度のアフィリエイトプログラムを選んだのには訳があります。
ひとつ目は、20代の頃挑戦して痛い目にあったからそのリベンジを果たしたかったのが理由。
当時まだ若かった私は、「楽してブログ(日記)を書いて億万長者になれる手法」なる情報商材を買ってしまい全然稼げずじまい。
結局その情報を買ったローンだけが残った苦い経験を取り戻したかった。
ふたつ目は、うつ病だったため。
正直、転職活動するより休職して休養すべきでしたが、傷病手当金の要件を満たせず否応なしに転職活動に突入。
転職に失敗して無職になったらどうしようとか、転職先で精神的にダメになったらこの先どうやって生きていけばいいのか?で「うつ病患者の転職体験談ブログ」を綴っていたら、結構なアクセスと同情や賛同の声を頂いたこと。
傷病手当金の支給要件や、うつ病患者が受けられる社会保障については社労士試験を通じて理解してたので現職のリアルな情報がウケた事実。
20代の頃は、提供できなかった有益な情報を提供できれば、ひょっとしていけるのではないかと安易に考えてしまったから、私はあえてアフィリエイトプログラムに挑戦してみました。
Lancersのライティングのお仕事で鍛えた3,000字ぐらいの記事を、毎日追加する日々が始まりました。
期待して半年で月10万円ぐらい稼げるようになったら、独立開業してしまおうと夢を見ている自分と裏腹に3か月経ってもたった16円しか稼げません。
「やっぱりアフィリエイトプログラムは、詐欺だった」と落胆し、結局転職活動を再開。
翌4月15日、希望の総務職に転職を叶えることができ、アフィリエイトのことはすっかり忘れていたのですが、ある時私の口座に妙な入金が繰り返されているのに気付きます。
慌ててネットバンキングを開いてみると、振込元はグーグルとなっているではありませんか!
いやいや更新は数か月前に辞めてしまったのに、そんな訳あるかよ!と思っていたら翌月も翌々月も振り込まれるではありませんか。
しかも、私が一番驚いたのが時間の経過とともに振り込まれる額が上がっていくミラクル。
3か月目で16円しか稼げなかったのに、6か月後には更新せず放置している「うつ病患者の転職体験談ブログ」から報酬が発生し続けている。
しかも1年後には16円の2,500倍の4万円が振り込まれてしまいました。
これはもうやるしかないと考え、独学したり有料のセミナーに足を運んだりして腕を磨く現在です。
1月 | 16円 | 更新を続ける |
4月 | 669円 | やっぱりガセネタだったと更新を辞める |
8月 | 5,000円 | 放置 |
9月 | 1万円 | 放置 |
10月 | 1万円 | 放置 |
11月 | 2万円 | 再び更新を開始(グーグルからの入金に気付く) |
12月 | 3万円 | 更新 |
翌1月 | 4万円 | 更新 |
翌2月 | 5万円 | 更新 |
以下続く
3か月目で初報酬16円、6か月間の合計額はなんと669円。
それでもやり続ける根性があるなら、1年後には2500倍分の不労資産が完成です。
会社勤めに疲れた40代が在宅ワークを選んだ話まとめ
最後に要点を纏めておきますので参考にしてください。
- 副業が解禁され在宅ワークに注目が集まっている
- 総務省もワークライフバランスのため在宅ワークを推奨
- 主な在宅ワーク
シール貼り等の内職
アクセサリー販売
転売(せどり)
WEBライター
アフィリエイトプログラム - 誰でも今すぐ稼げる系の情報は100%詐欺
楽して稼ごうとするとカモられる - WEBライターの相場は、素人で0.2円から0.5円
プロのライターでも1文字4円、5円の世界 - アフィリエイトプログラムで私が月5万円稼ぐまでに要した労力
3,000文字×300記事
WEBライターでも小遣いを稼げますが、どこまで行っても労働収入です。
仕組みを作って継続的に稼ぎたいなら、私はアフィリエイトをお勧めします。
度重なるアップデートで随分売上が落ちてしまいましたが、依然として家族4人養っていくには十分足りる量。
ますます小手先では稼げなくなったこの業界ですが、ビジネスと考えるとまだまだチートレベル。