特別に加算された退職金もらって辞めるか、一生中国に出向か今すぐ決めろって突然宣告されたら絶望しませんか?
管理人の私も突然リストラ勧告されましたが、まさにこの究極の2択。
私の頭の中は真っ白で、私と同様集められた社員達も役員が何をくちばしっているのか分からない。
そんな大混乱の最中にも、自分たちだけは一切責任を負わないぞ!って役員たちの態度はかなりムカつきましたけどね。
目次
40代で長年尽くしたパナテックからリストラ宣告される
43歳エンジニアをやっています。
私がパソナテックからリストラ勧告を受けて最強に辛かった体験談を話します。
私は2010年からパソナテックで正社員のエンジニアとして勤務。
メインの仕事内容は、Buffalo製の無線ルータ会社のBPOでメールテクニカルサポートをする部署に配属され、私は正社員のSV職として毎日300通以上のメールが届く部署を取りまとめるのが役目でメール対応する部隊を率いていました。
仕事は激務で、休日返上で働く日もあれば、残業も2時間以上は当たり前のようにこなす毎日。
プライベートを犠牲にして会社に尽くしてきた我々に、サポートセンターを中国に移動させるからって無茶な指令が発動され、今いる人員は私を含め全員リストラされるって話。
流石にこの時ばかりは、一生懸命仕事しても、人生って報われないものだなぁと実感しましたね。
その上、SV職として最前線で働くみんなを支えて、またセンターのため様々な支援をしてくださった方々にも申し訳ない気持ちでいっぱい。
みんな再就職活動で仕事どころじゃないはずなのに、しっかり最終日まで業務を放棄せず働いてくれたのは嬉しい限りでしたね。
もちろん、何もできない自分の不甲斐なさや無力さには本気で悩みました。
どれだけ安全だと言われる正社員であっても利用価値が消え失せたら、リストラされ捨てられるって辛い現実を目の当たりにしました。
ゴミをポイ捨てするように正社員のリストラが行われた
パソナテックは派遣会社でも一流とされるグループ会社ですが、
- ゴミをポイ捨てするように正社員をリストラすることがあるのか?
- 世間ってこんなに冷たいものだったのか?
- 会社に身を粉にして働いてきた私達が、酷い仕打ちをされても誰も何も思わないのか?
と世間に訴えかけたい気持ちで一杯でしたね。
それも、バカな役員たちが「コストの削減になる」と中国の重慶に拠点を選んだと理由だけ。
自分たちは誰一人痛みを分かち合わずに、最前線でしかも安い給料でやってきた私達を人柱にしたんですよ。
一生恨んでやる、いつか道端で会ったら覚えとけよ!!って思いつく限り恨みの言葉を投げかけてやりたかったですね。
結局私がどんなに嘆いても、テクニカルサポートセンターは取り潰され、無残にも重慶に移転していきました。
「あなた達に残された選択肢は重慶に異動するか、少しばかりの退職金をもらって辞めるかどちらかの選択肢しかない。」と言われ、これはバカな役員たちが計画したリストラだと理解しましたね。
しかも、シンプルにリストラって言わずに、無茶な選択肢を提示して「辞めてくれるか?」的な表現にかえって腹が立ちました。
雇用がある程度保証された正社員でも、こんな扱いがあるのかって憤慨してしまいましたね。
正直ショックでしたよ。
加えて、自らパソナテックを選択して就職した私としては、現実との違いに笑うしかなかった。
こんな終わり方って酷すぎやしないか?ってかつてグッドウィルは派遣をゴミみたいに切り捨てたじゃないか?
まさか40代でリストラされるなんて想像だにしなかった。
リストラされ、会社都合だけれども履歴書にバツが一個増えてしまいやりきれない気持ちで一杯。
世の中の不条理すぎる現実に直面して、私は言い表せない痛みを感じていました。
これだけの痛みは、派遣業界でも大きなシェアを持つパソナテックでもありえることなのか?って今になっても信じることができない私。
自分の無力さ加減に絶望してなすすべがなかったんですよね。
世の中には不条理なこともあって、どうしようもない時もあると必死で直面している現実を整理しようと頭の中の整理を何度も何度も繰り返してしまいました。
こんな辛い経験はもう二度としたくないと、社員をゴミ捨てしないマトモな会社に入る決心をしたのは言うまでもありません。
大きい企業に転職して古巣を見返そうと決意した40代
リストラされた事実に関しては会社に文句を言っても無駄なこと。
もう偉い役員たちで答えは決まってるんですから。
そういった無駄な消耗戦は挑まず、私の復讐はもっと大きな会社に転職すること。
それがこの小さな会社からリストラされた私の微力ながらの抵抗でした。
そうはいうものの40代での転職活動は、想像以上に厳しかったですね。
定年まで安泰と考え入社した大手の会社で二度ととリストラされてたまるかって火事場のバカ力で、三菱電機、日立システムズ、KDDIやNTT西日本など名だたる大手に絞って転職活動。
私のSV職の経験が絶対に役に立つと、いいように確信して「自分なら絶対にやれる」と暗示をかけ無我夢中で応募書類を送りまくりましたね。
味わった痛みが圧倒的な行動力を生むと誰かに聞いたことがありますが、正に本当でしたね。
そんな私は、日立システムズのテクニカルサポート部門に奇跡的に入社を果たします。
日立システムズと言えば、パソナテックの数10倍もの大企業です。私はこの大企業に入るために、リクルートエージェント経由で3回面接を受けました。
そして結果は正社員として採用。
「日立システムズほどの大企業に内定を貰えて、あなた達にリストラされて良かったですよ」とパソナテックの総務に言ってやれたのは、私の人生の中で最もスカッとする出来事でしたね。
正直、復讐を完璧に成し得たので肩の荷が下りた気分です。
入りたいと直感で思った企業の研究をガチでして、「あなたなら推薦します」とリクルートエージェントに言われ、苦労はしたものの最終面接まで進めて本当によかった。
どんなことでも諦めず前進していれば夢が現実になるんだな、とこの時の成功体験談は多くの人に知ってもらいたい。
圧倒的な行動力は、最高の栄光を手に入れることができるのです。
今の私は、入社後もしっかり資格を取得して、パソナテックで正社員やってた時よりも年収が上がってしまいました。
結果的に転職して年収が上がりましたから、リストラされて本当に良かったと結果論ながら感じています。
リストラ最高なんてな。
リストラされた痛みを克服するため失敗を恐れず進んだ
リストラを受けて感じた痛みは、ただただ前を向いて走り続けることで忘れることが出来ます。
起こってしまったことは変えられませんがその悩みをいつまでも抱えて生きていくのは勿体ない話。
これはリストラだけの話ではありませんよね?
人生の中で起こる様々な問題にどう対処していけば、自分の中で決着できて克服できるのかって話です。
自らで積極的に行動することで何かが変わります。
ですから、時には40代のおっさんでも若者に負けない気持ちで前に進んでください。
人間はアレコレ悩む生き物だから迷いがあって当然。
悔しくて超えられない壁があったら、なんにでも挑戦して前向きに努力していきましょうよ、負けて打たれてを繰り返せば人間嫌でも強くなれます。
私は、リストラされたことがキッカケで自分でもビックリするぐらい行動しまくって、古巣にくらべより巨大な企業に転職して見返してやることができました。
リストラって長い人生の中では些細な問題に囚われて、大事な時間を無駄にすることのほうが無駄だと思いませんか?
しかも、今の私はマジ本気の行動力で資格を受けまくり、基本情報技術者やネットワーク技術者も取得できました。
40のおっさんでもやれるんだぜ!!ってリストラされてウジウジしている中高年に言ってやりたい!
圧倒的な行動力こそが何かを克服するキッカケになります。
リストラされた40代が挑戦した無謀すぎる転職劇まとめ
最後に要点を纏めておきますので参考にしてください。
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