
ルート営業ならノルマもないから未経験の俺でも楽に稼げるんじゃないかと安易な考えてのあなた!!
確かに、平日の昼間に映画館やネットカフェで暇つぶしをしてる営業マンを目撃すると「暇か!」と思ってしまう。
ルート営業はノルマがないと思われがちですが、本当にそうなのでしょうか?
営業職の経験がない40代は中々分かりずらいですが、ルート営業は営業職の中でも人気ナンバーワン職種。
ルート営業は、主に既存の顧客へのフォローを行いますし、一般の営業との違いは新規開拓をするか否かです。
目次
営業マンの魅力は実績が給与に反映され年収が倍増する
具体的な説明に入る前に、営業マンとしての魅力やヤリガイはどんな所にあるかを見ておきましょう。
- 「私は40代未経験で入社しましたが、努力と経験を積み重ねて、巨大なプロジェクトの契約を獲得できた時」
- 「40代で調理師から営業職にキャリアチェンジし、実績を上げた部分が給与に反映されて年収が上がった時」
- 「直接クライアントから『担当があなたでよかった』と感謝の意をいただいた時」
- 「50代未経験で営業職に転職した私が、全社トップ営業マンとして表彰された時」
など 未経験の40代であっても実績が給与に反映され、年収が倍増して満足感を得られたときは、頑張って仕事に打ち込んだことへのヤリガイを感じることができる職種。
一般営業との違いは従来からの顧客が対象か否か
繰り返しになりますが、ルート営業は一般営業とは異なり、従来から取引関係にあるクライアントが対象です。
ルート営業は、言うなれば得意先回りです。
ルート営業職が多い業界として、製薬(MR)、食品、製造メーカー、卸売業が挙げられます。
これら既存クライアントの現況やニーズを聴き取ることによって、その状況下で製品やサービスの提案を行っていくのが主な仕事。
ルート営業職は一般的に未経験可である求人も多く存在するため、営業職が初めての40代や、経験不足な40代でもチャレンジしやすい職種の一つと言われています。
それでは、未経験でルート営業職に就くにはどのようなスキルが必要なのでしょうか?
ポイントその1:スーツの着こなし
どんな職種であろうとも基本中の基本ですが、ビジネスマンとしての清潔感のあるスーツの着こなしは最低限のマナーとして必要です。
ポイントその2:パソコンスキル
特に資格を取得する必要はありませんが、パソコンスキルも非常に重要。一昔前までなら、営業事務の女の子が資料を作成してくれていた時代がありましたが、人手不足の現代においてはプレゼン資料は自分で作成するのが主流です。
プレゼン資料が分かりにくければ、なかなか商談がまとまりません。
巨大企業になれば、プレゼン資料を作成する部署があったり、外部に委託して作成することあるようですが、零細中小企業には財力はありません。
特にプレゼン資料を作成するためのPowerpoint、表やグラフを多用する資料には欠かせないExcel、正式な取引文書を作成するためのWordの3つは、ある程度極めておく必要があります。
ポイントその3:ポータブルスキル
ポータブルスキルは、共感力と相手の話をちゃんと聞いて分析することができる能力が必要。
クライアントの希望や本音を余すことなくヒアリングして、自社に持ち帰るためにも絶対に必要で、営業マンとして最も重要視される能力と言われています。
いかなる場合においても、クライアントと対話できる融通のある雑談能力も大切。
当然のことながら、クライアント先を訪問したからといって、いきなり仕事の話題になるわけでもありません。
大抵の場合は、最近の経済状況、担当者の趣味嗜好に沿った話題から始まりますから、どんな話題でもついていけるよう心掛けておくべきです。
映画「釣りバカ日誌」の西田敏行さん演じるハマちゃんは、クライアントとの商談時必ずと言っていいほど釣りの話題をしつつ大きな商談を取ってきましたよね?
近況を含め担当者の趣味嗜好に関するネタ提供や行動力は、仕事抜きで対人的な信頼を深めてくれます。
こんな風に、ルート営業は一般営業とは異なり、クライアントとより親密なお付き合いをしなければなりません。
それ故に、聞き上手・こと細かな心遣い・柔軟性等々持っておかなければならないポータブルスキルはいくらでもあります。
これまでにポータブルスキルを培ってこなかった40代は、ルート営業に合わない最初から無理と考えるでもなく、今からでも「クライアントの痒い所に手が届く担当になりたい」と努力することで自ずと身に付きます
経験を積めば積むほど実績アップに繋がることもあります。
営業職は、我々総務職と共通点が多く「人と話をするが楽しみ」「相手のことを思いやって仕事したい」と考えるビジネスマンが多いのが特徴ですね。
しかも「充実感を味わえる仕事に就きたい」と考える40代にはおすすめの仕事と断言できます。
ルート営業のメリットは残業とノルマが少なく気が楽
ルート営業のメリットをいくつか見ていきましょう。
メリット1:残業が少ない
既存のクライアントが主な取引先となるため、一般の営業職に比べると残業が少なくて済む特徴があります。
加えて、土日祝の出勤もめったにありませんし、ライフワークバランスが取りやすい職種と考えられています。
メリット2:ノルマが少ない
一般営業職に課せられている新規開拓・飛び込み営業とは異なり、いわゆるノルマが課されていないケースがほとんど。
精神的なストレスが少なく勤務できることが、未経験者であってもキャリアチェンジしやすい職種と言えますね。
メリット3:職場環境が良い
比較的残業が少ないため、女性でも長期間に渡り勤務しやすいことも魅力の一つと言えます。
40代必見!ルート営業は年収が低いのがデメリット
ルート営業のデメリットもいくつか見ておきましょう。
デメリット1:基本的に年収が低い
ノルマや残業がない反面、年収ベースで見ると、一般の営業職に比べ低い水準となっています。
デメリット2:顧客と社内の板挟みになる
クライアントの要求を聞きすぎて、社内間での調整が難航することが多いのがネック。
それゆえ、ハイレベルな交渉術が必要とされる職種でもあります。
忍耐力がある40代はルート営業に向いている
ルート営業は営業職の中でも、未経験者がキャリアチェンジしやすい人気の職種であります。
しかしながら誰でもやっていけるわけでもなく、ある程度の適性が必要です。
最後に、ルート営業にはどういった人物像が向いているのか見ておきましょう。
忍耐力がある
ルート営業は、どんなクライアントに対しても良好な関係を築き粘り強くお付き合いをしていく必要があります。
ですから、先方の担当者が気に入らない、自分とは性格が合わないと泣き言を言っていてはルート営業は務まりません。
これまでの業務を通じて、忍耐力が付いたエピソードを交えながら、どんな状況下においても忍耐強く業務を遂行できる自信を示してください。
長期的な視点を持っている
目先の利益だけに囚われずに、長期的な視野を持ってクライアントとお付き合いしていくことが必要です。
同様に、クライアントが抱えている問題に対する提案も同じように、直近の結果だけに着目することはせず長期的な計画と提案をすることによりクライアントの信用を勝ち取り、更なる売り上げに繋がるケースも珍しくありません。
高い営業スキル
ルート営業で求められるスキルは、量ではなく質が重要です。
幾つものアポイントや契約を勝ち取ることよりも、担当者独り独りに対してどれだけ丁寧にかつ誠意をもって相談に乗り、どういった提案をする事で受注に繋がったのか具体的なアピールが必要です。
未経験でルート営業になったらやっていけるのかまとめ
では、最後に要点をまとめますので参考にしてください。
- 営業マンとしてのヤリガイは実績が給与に反映されること
- ルート営業は、基本ノルマがない代わりに給与が低め
- ルート営業に向いているタイプは、忍耐力がある・長期的な視点を持っている人
- 未経験であっても、適性とやる気があれば十分可
前職で何を学び、どういう経験を活かせるのかアピールすべし
転職支援をしている斎藤でした。