「もっと給料が貰える会社に転職したいね~」って声が聞こえてきますが、実際転職できる40代は10人に1人もいない。
確かに、子供が2人いて5年で3度の給料カット、そして3年前からボーナスもカットどころか完全に出なくなったら悲惨を通り越して地獄ですよ。
転職したくても、できないんですから。
大西さんはギリギリの歯車で、あともう1つ何か起きたらもう限界って状態を半年、凌いだ中でこの状況での精神状態をずっと続けて行くのは正直、体が持たないと思ったそうです。
一時期は転職も考えたが、本業では給料は少ないながらも毎月出ていたので、この給料に後いくら足せば生活の歯車が回るのか考えるようになったと言います。
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40代リーマンが見つけた日給1万もらえる清掃の副業
彼が行っているバイトは掃除のバイトですが、皆さんが頭に浮かべている掃除とは違います。
彼も掃除のバイトと聞いた時は、ビルのフロアを掃除するバイトかと思っていたそうです。
確かにビルの掃除もあります。
ありますが建物の掃除のバイトです。しかもかなり広域です。
彼は千葉県に住んでいるのですが、最高に遠い場所で栃木県。
このバイトは、3人から5人で1チームでの掃除のバイトとなり時間帯も関係ありません。
平日の深夜もあれば、早朝もあります。月末に、次月に入れるバイトのシフト表を作ります。
私はバイトの中で言えば完全に新人ですが、本業がある為平日の早朝や昼間は外してもらっています。
その変わりに、土日の早朝や深夜、平日の深夜時間帯をメインにシフトを組まれてしまいます。
大体、月に4日から5日のバイトで拘束時間が半端ありませんが現場に行って直ぐに掃除ではありません。
掃除の開始時間もマチマチなので、常に早めに行く体制。
一番大変だった現場は、やはり栃木にある中小企業のビルの現場で現地集合は朝8時。
ですから、土曜日の朝5時にチームリーダーの家に集合し作業着に着替えワゴン車で栃木の現場に向かいました。
掃除内容も掃除の作業時間も、全て現場に着いて初めて判明。
ですから、作業シュミレーションも何もありません。
ただ分かる事は、掃除だけで7時30分に栃木の現場に着いて、その時はサーバ室の機械内部の掃除。
作業が始まったのは、結局10時からで終わったのがその日の19時です。
このバイトは時給ではなく日給でした。
日給1万円。
例え現場が近くて作業時間が2時間でも、現場が遠くて作業時間が8時間でも日給1万円です。
勿論、ラッキーな日もあれば、外れな日もあります。
いうなれば、ロシアンルーレットみたいなバイトです。
清掃の副業で本業とのバランスが取れるか心配した
本来なら、もっと早くバイトを始めたかったけど、本業に支障がないバイトを探してみると中々条件があうバイトがない。
広告業界でこの時間に帰れる日がない為、平日は中々なく土日のみのバイトを探していた時に紹介されたバイトでした。
ただ、このバイトは月によって平日の深夜にシフトを組まれる時もあります。
私は本業が東京なので、現場が首都圏であれば平日の深夜でも大丈夫ですが、首都圏外だったりすると間に合わない為、平日の深夜のシフトの時は毎回ドキドキです。
掃除の現場もギリギリに情報がわかる為、現場の情報を聞いては一喜一憂しています。
私自身バイトで本業に支障が出るのは本末転倒と思っているので、この部分は自分の中で死守しながらバイトをやっています。
ただ、平日の深夜のバイトは、終了時間が早朝でそのまま本業の職場へ行く形となります。
若い頃であれば余裕で乗り切れたケースが、40代半ばになるとやはり寝てないツケは昼過ぎに襲って来ます。
慣れなければと思いつつも、常に心配事ではあります。
本来ならキツいバイトの次の日は有休を取りたい所ですが、一度、取ってしまうと自分自身の本業中心のルーティンが崩れそうなので出来る限り頑張っています。
やはり本業とバイトのバランスの軸を何処に置くかで、モチベーションが変わってくる様に思います。
ただ最近は、そういう事も含めて、マネージメント出来ている事も、いつか本業に役立てればと考えています。
仕事がキャンセルされても往復だけで時給1万円
一番大変だったのは、やはり早朝4時30分にチームリーダー宅に集まって、現場まで3時間掛かり作業が始まった時間は10時からで作業終了の時間はその日の16時だった案件。
作業終了後クライアントのOK待ちになり、ずっと待機状態でクライアントのOKが出たのが何20時でした。
作業時間は、10時から16時なのですが、拘束時間が朝4時30分から夜20時。
帰宅時間を入れると、夜23時と言う恐るべし拘束時間。
とにかく拘束時間が読めないのが、このバイトの大変な所。
それでも、辛い時間帯は、目の前にぶら下がっている人参の様に1万円、1万円と唱えながら何とか乗り切っています。
逆に楽しかった事は、現場が家から自転車で15分で現場に自転車で集まったはいいけど直ぐその日の掃除が無くなり解散。
家を朝7時30分に出て、8時30分には家に帰って来ました。
それでも1万円。
そんな日が続く事はないのですが、そんな日に巡り合ったりするので辞められなかったりしています。
ですが、このバイトをして一番身に付いたのは、忍耐力は勿論ですが工具の扱い方です。
掃除の作業の中には、機器をバラして機械の内部を掃除する時もあります。
私以外の掃除メンバーは百戦錬磨の方々なので、器用に工具を使い機械の内部を効率良くスピーディに掃除していました。
工具に不慣れな私は、もちろん試行錯誤の連続でしたね。チームにもいつも迷惑を掛けていました。
ただ、場数を踏んで慣れていった時、現場の車中でいつもは無口な職人の方に「工具の扱いがうまくなったな」と言って頂いた時は、めちゃくちゃ嬉しかったです。
歳も歳なので、中々、褒められる機会がありませんから、やはり、褒められる嬉しさは、いくつになってもあります。
時給1万円清掃は一生懸命やると仲間に認められる
私は48歳なのですが、このバイトの中では超がつく程の若手です。
この歳のバイトは大体が私よりも若い方がレクチャーをしてくれる事は多い。
でも、このバイトの方々は、60代、70代の方が多いですね。
そして、職人気質の方々が多い様に思います。
人見知りの私にとっては、正直、最初は苦手な方々でした。
でも、荒い言葉こそが、裏表のない方々なのだとわかった時この方々に学んで行こうと思った時、素直に謙虚になれる自分がいました。
この感覚は何かに似ているなと思った時、本業での新人時代でした。
こんな感覚を50代近い私が感じられるのかと、そういう感情が私にまだ合ったのかと思うと何か嬉しくなりました。
教え方も発する言動も荒いし厳しいですが、一生懸命やっていると物凄く認めてくれる瞬間がきます。
チームを大切にしている様。
本業のキャリアを終えた方々ばかりですが、何か生き生きして楽しそうに仕事をしている光景があります。
楽しんでいる様にも見えます。
いろいろと経験した結果そういう領域に達した方々なのかも知れませんが、環境のせいにせず目の前の事に真剣に取り組んいく。
利害なく、純粋に遂行していく本来の仕事の向きあい方は、本当はこうなのかも知れない事を学べる場所ですね。
仕事は本業だろうとバイトだろうと、楽なものはありません。
でも、学ぶ姿勢がないと、ただ疲れて終わりです。
せっかく人生の先輩の中でのバイトであるなら、良い意味で自分の為に利用させてもらう良い環境なのかなと考えています。
清掃で時給1万円の副業をリーマンが経験したリアル
最後に要点をまとめておきますので、参考にしてください。
- 日給1万円でも、作業が1時間で終われば、時給1万円
ロシアンルーレットみたいなバイト - 夜間に作業をするので、寝てないツケは昼間に襲ってくる
- 40代でも若い方。60代・70代の職人気質が多い
彼から時給1万円と聞いた時、8時間労働なら日給8万円じゃないか!
そんな副業あるわけないと、早合点してしまいましたが、なるほどそういうカラクリだったんですね。
なかなか出会えませんが、ロシアンルーレット清掃の副業、あなたも是非試してみてはいかがでしょう。
1時間で1万円もらえるまで続けてみませんか?