
世の中に無数に存在する転職サイトですが、自分の理想に合った求人を紹介してくれるサイトは中々見つかりませんよね?
特に、40代ともなれば管理職を経験し年収も600万円を超えている方が大半で、そんじゃそこらの公開求人を保有する転職サイトには登録する気にもならない。
「自分程の実力と経験なら、転職サイトに登録して求人に応募するより、ヘッドハントを受けるほうが効率いいんじゃない?」って考える40代は多いハズ。
40代になるとグッと年収がアップする為、なかなかマッチングを可能にする転職サイトがない中、1社だけハイクラスに特化したビズリーチって転職サイトは優秀でした。
目次
ビズリーチはハイクラス求人特化型の有料転職サイト
ビズリーチは、私が知る中でもかなり個性的な転職サイト。
かなり個性的な特徴が3つありますが、まず最初の特徴は有料であること。
他の転職サイトと同様無料で登録できるものの、その機能を最大限に活用するには月額2980円(または4,980円)支払わなくてはならない珍しい転職者課金制エージェント。
株式会社ビズリーチは、2009年に転職者課金型サイトを日本で始めて開始しました。
転職者に課金するなど当時の常識から外れており異端視されていましたが、今やその有料会員数は100万人以上と言われています。
掲載求人1万件以上、提携しているヘッドハンター500名以上抱える正に管理職向けの転職サイトと言っても過言ではありません。
通常の転職サイトは、採用企業が払う掲載費や紹介料で成り立っており掲載されている求人は企業の宣伝も含まれています。
一方のビズリーチは、運営費用を利用者に転嫁することによって、扱っている求人も厳選に厳選を重ねたものだけを掲載。
ですから、利用料を払っても厳選された求人の紹介を受けることが出来るとして評判が評判を呼び現在に至ります。
ふたつめに、その求人検索方法に特徴があります。他の転職サイトと同様に職務履歴書をサイト上に登録しますが、求人のやり取りが唯一採用企業やヘッドハンターから届くメッセージを通してのみ行われるシステム。
例えていうならば、リクナビNEXTにある求人検索機能を排除して唯一プライベートオファーを待ち続けるスタイル。
当然、職務経験や専門知識を持った40代にアプローチが集中しますし、自分から求人を取りに行くことが出来ないため、私が提唱している攻めの転職活動とは少しニュアンスが異なっています。
ひたすらプライベートオファーを待ち続けるスタイルだから、短期間で転職を果たさなければならないリストラ組の40代には不向きなサイトと言えます。
最後に、その扱う求人の質です。
ビズリーチは40代以上の転職者に最適なサイトではありますが、レベルが高く年収1,000万円クラスの求人を中心に扱っていると言われていますが、これらの求人に応募できるあるいはスカウトがかかるクラスは、非公認ではありますが以下の通りとされています。
- 年齢40以上
- 年収750万円以上
- 管理職経験者
これらの条件をクリアしなければビズリーチに登録できないのかと考えがちですが、管理職経験がなく年収が750万円以下だった私でも登録できます。
ビズリーチ向きの40代は年収750万円以上の管理職
先述した通り、40代がビズリーチのスカウトを受けるためには年収750万円以上の管理職でなければなりませんが、転職の目的によって向き不向きがあります。
ビズリーチを利用するのに向いている人は
- キャリアアップ・年収アップを目指している人
- キャリアを見直して更に上に行きたい人
- じっくり腰を据えて次のステージを探せる人
です。
ビズリーチでは、上場企業の役員クラス等企業にとって重要なポジションの求人を扱っているため、これまでのキャリアや条件よってはスカウトが届くことすらありません。
より多くのスカウトを受けるためには、やはり有料会員登録するか企業の採用担当者が注目する職務履歴の作成が欠かせません。
ビズリーチは即戦力となる専門知識や管理職経験・マネジメント能力等のアピールポイントが多ければ多いほど、スカウトが届く可能性が高く利用する価値があると言えます。
ですから、
- 職歴が浅い職種への転職
- 未経験の業界や職種への転職
- 今すぐに転職しなければならない40代
にとっては、あまり向いていないサービスとも言えます。
あくまで、これまでの輝かしい経歴を武器に更なるキャリアアップ・年収アップを目指していきたい40代には最適なサービス。
その中であっても、興味ある求人スカウトが届くまではそれ相応の時間を要します。ですから、1年程度かけてじっくり転職活動を勧めたい40代にとってはお勧めできるサイトですね。
40代の転職者で未経験の業界や職種へ転職したいのであればリクナビNEXT、今すぐに転職しなければならない切羽詰まった40代であればJACリクルートメントを使って転職活動すべきですね。
あまり知られていませんが、ビズリーチの女性会員はなんと100人に1人以下。
男女雇用機会均等法によって性別での限定はできないものの、未だ管理職は男性だけの企業が多く女性向けの管理職・役員案件は希少と言えます。
最後に、「750万円以下の管理職は登録しても意味がないのか?」って質問を受けるのですが、登録自体はできますしスカウトも来るには来ます。
私も40代でリストラされて転職活動した際に無料会員登録をし、登録できています。
ただし、待ちの姿勢を強いられるため、1年以内に転職しなければならなかった私の活動スタイルには合わなかっただけの話。
40代必見!ビズリーチの有料会員サービスのその内容
ビズリーチは無料で登録できますが、利用できるサービスが有料会員に比べかなり限定されています。
それでは、無料会員と有料会員でどのようなサービスの内容や違いが生まれているのでしょうか?
ビズリーチ内では、無料会員をスタンダード会員、有料会員をプレミアム会員と呼んでいます。
基本的にスタンダード会員ができること
- 公開求人の閲覧(一部制限あり)
- 稀に届くプラチナスカウトの閲覧
のみ。
無料会員は公開されている求人を閲覧することはできますし応募も可能ですが、その数がかなり限定されているためストレスを感じてしまうかもしれません。
また職務履歴に興味をもってくれた企業から届くプラチナスカウトは閲覧できるものの、ヘッドハンティング会社から届くスカウトメールは閲覧できるものの開封できない仕組みです。
もし、ヘッドハンティング会社から届いたスカウトメールを開封したいのであれば、有料の会員登録をする必要がありますよね?私自身も、この機能にちょっと煩わしさを感じてしまいました。
いつ届くとも分かり得ないスカウトメール1通開くために、2980円の月額費を払えるか?と言えば、私は払う勇気がありません。 私は当時失業していたので、たった2890円でしたが惜しいと考えてしまったんですね。
一方、有料会員になれば全ての機能が利用できます。
- 全ての求人の閲覧応募
- プラチナスカウト、スカウトの閲覧応募
また、ヘッドハンターにこちらからアピールして、転職活動の悩みや職務履歴書のブラシアップを無料で依頼できる機能が追加で利用できます。
40代がビズリーチを利用するには無料の会員登録から
最後にビズリーチの登録方法を説明しておきます。
他の転職サイト同様、インターネット上から会員登録。
基本的に年収750万円以下であっても登録は可能ですが、デタラメな基本情報や空白が目立つ記入の仕方をすれば登録できなかった事例が報告されています。
転職回数が5回あって、管理職経験がなかった私でも登録できたのですから、間違いありません。
無料登録後、お試しで無料会員で通すのもよし、有料会員登録をして全ての機能をフル活用するもよしです。
有料の会員登録は2種類ありますが、年収750万円未満がタレント会員と呼ばれ2,980円、年収750万円以上がハイクラス会員で4,980円の区別がされています。
私自身、最後の最後まで無料会員登録を貫きましたが、同じくリストされた50代男性管理職がビズリーチに登録したところ、初日だけで50通以上のスカウトメールが届き慌てて有料会員登録に切り替えていました。(スカウトメールの開封は有料会員登録が必要)
ここで注意しなければならないのが、有料会員登録してるのだからハイレベルなヘッドハンター限定でメールが届くのもだと勘違いしてしまう中高年が続出していること。
ヘッドハンター = 普通の転職エージェント、普通の人材紹介会社のキャリアコンサルタントも含まれているので期待し過ぎは禁物。
ヘッドハンターから届くスカウトメールは、完全無料で使えるリクナビNEXTでも受けることが出来ます。ですから、ワザワザ金を払ってまで受ける必要があったのかと私は思いましたね。
狙うべきは、企業担当者から送られてくるスカウトメールただ一つです。
ビズリーチは40代ハイクラスのための有料転職サイト
最後に要点をまとめておくので参考にしてください。
- 40代以上の管理職向け転職サイト
- 日本では珍しい転職者課金型サイト
無料でも使えるが、機能を制限される年収750万円以上:4,980円/月
年収750万円未満:2,980円/月 - 職務履歴に興味を持った企業からのオファーを受けるスタイルが中心
短期間で転職する必要がある40代には不向き - 年収750万円以上の管理職であれば、有料会員登録する価値あり
残念ならが、無料会員登録をしていた私の元にはヘッドハンターからのスカウトメールが届くのみでしたね。
もっと高い年収もらってて管理職でバリバリやってたら、胸を張って有料会員になったんですが…