転職サイトの違いが分からないと40代の転職者が道に迷っています。
確かに、管理画面もほぼ同じだし、仕組み自体も大きく違う箇所は少ないから何がどう違うのか答えられないコンサルが多いです。
私は40代でリストラされて転職活動を行った際、マイナビとリクナビの大きな違いに気付きましたよ?
それは、ターゲット層が大きく異なっていて、マイナビ転職は20代30代が主なターゲットでリクナビは20代から40代がターゲット。
それでは、マイナビとリクナビNEXTの違いについて詳しくみていきましょう。
目次
40代必見!マイナビ転職は若年層向けの転職サイト
マイナビ転職は株式会社マイナビが運営する転職サイト。
マイナビ転職はリクナビNEXTと同じく、媒体型の転職サイトで元々は求人誌に由来しています。
リクナビNEXTがリクルートのかつての求人誌「B-ing」「とらばーゆ」「ガテン」「fromA」で扱っていた求人広告を集約したのに対し、マイナビ転職は「朝日新聞」「日経新聞」その他地方紙など、WEB版の求人情報ページを持つ新聞は、紙面中の求人広告と連動しています。
媒体型はその由来から、「求人広告型」とも呼ばれています。
転職サイトによっては、求人広告に独自の掲載基準を設けたり、掲載企業の取材記事を交えていたりする場合もあります。
リクナビNEXTやマイナビ転職に代表される、媒体型の転職サイトは小規模なものを合わせれば、数百存在すると言われています。
それは膨大すぎる数であり、すべてをチェックし尽くせるものではありません。
全てを網羅する代わりに私がお勧めするのが、媒体や人材紹介会社と提携しているポータルサイトの活用です。
ポータルサイトによって提携先が違ってくるので、いくつかのポータルサイトを組み合わせて利用する戦略が有効と考えるべきです。
40代必見マイナビ転職とリクナビNEXTとの相違点
さまざまな転職サイトがあるなか、リクナビNEXTとマイナビ転職が全ての転職サイトに占める割合で90%近いシェアを誇っています。
ですから、単純計算でこれらに登録しないのは、転職できる確率がほぼなくなってしまうことになります。
2018年3月1日現在、リクナビNEXTの求人数が11,111件なのに対し、マイナビ転職は10,434件とさほど大差はありません。
両者の大きな違いを挙げるとすれば、年齢層と登録者数です。
リクナビNEXTが40代をもターゲットにしているのに対し、マイナビ転職は、20代から30代中心の若年層をターゲットにした求人情報が多く掲載されています。
またリクナビNEXTの登録者数が600万人に対し、マイナビ転職は200万人と大きな違いが生まれています。
一見、求人数がほぼ同数であるのに対し、登録者数が3分の1以下であるマイナビ転職のほうが転職に有利に思えます。
40代がマイナビ転職で求人にエントリーしても「お見送り」を受けて終わりです。
私が40代でリストラされ転職活動を余儀なくされた際、同じくリストラされた仲間たちとデータ収集しました。
年齢層
マイナビ転職:34歳以下65%、35歳以上35%
リクナビNEXT:34歳以下45%、35歳以上55%
明らかにマイナビ転職は20代、30代をターゲットにしているのがお分かりになると考えています。
さらに、私が転職支援を始めた頃、各社営業マンに説明を受けた特徴が下記のようになります。
年齢層に関するデータが営業マンの説明と合致しているのがお分かりですよね。
- 年齢層はマイナビ転職が若年層に強く、リクナビNEXTはミドル層に強い。
- どちらの媒体も会員の経験職種は、「営業職」「販売・サービス」「管理・事務系」の3つの割合が多い。
- マイナビ転職は未経験に近い若年者層からの応募も多く、中小企業の求人の反響も出やすい。
- リクナビNEXTは大手企業の案件に強く、技術者などスキルが高い求人の反響も出やすい。
40代必見!マイナビ転職で受けられるサービスとは?
総合転職サイトのマイナビ転職は、求人情報はもちろんのこと転職情報や支援サービスも充実しています。
マイナビ転職で受けられるサービスは大きく分けて、転職フェアー、添削・適性診断・職務履歴書作成補助の4つがあります。
- 転職ノウハウ
一般的な転職ノウハウ的な読み物です。 - スカウト
企業からのスカウトが受けられます。 - 転職MYコーチ
無料の履歴書添削です。これは何回でも受けられます。納得がいくまで使い倒しましょう! - 適性診断
適性診断にはパーソナリティ診断とバリュー診断があります。■パーソナリティ診断テスト(所要時間約5分)
質問は全部で32問あり、質問に対して10段階評価していくタイプのテストです。あまり深く考えず、直感で判断していってくださいね。
■バリュー診断テスト(所要時間約10分)
質問は全部で26問あり、質問に対して4つの選択肢が与えられますので、こちらもあまり考えず判断していってください。適性検査は会員限定のサービスとなっています。
- 適職をディグる!ジョブリシャス診断
簡単な20の質問に答えていくだけで、27のジョブタイプ別の適職が探せます。これはディグラム・ラボの木原誠太郎氏が開発した診断プログラムで、既に37万人以上に利用されています。
質問も3択で、しかも2分程度で終わりますから試してみるのも面白いです。
ちなみに私は、「予測不能な人生を送るアーティスト」タイプ。
- 1分で分かる!あなたの強み社会人力診断
こちらも簡単な10つの質問に答えていくだけで、あなたの社会人力が分かります。ちなみに私の社会人力は、「誰にもマネできないひらめき力」。
- 簡単!速攻!職歴メーカー(営業・事務・販売職編)
簡単な10つの質問に答えるだけで、簡易的な職務経歴書が出来上がります。ただし、作成できるのは営業職・事務職(総務・経理等)・販売職のみです。残念!
- 職種別職務履歴書・履歴書ダウンロード
様々な職種に対応した職務履歴書と履歴書がダウンロード出来てしまいます。使わない手はないですよ?
40代必見!マイナビ転職のメリット・デメリット
先述した通り、マイナビ転職もリクナビNEXTと求人数はほぼ同数。
若年層をターゲットにしているだけで登録しない・無視するのは戦略的に問題があります。
また求人を出す側からの観点で言えば、マイナビ転職とリクナビNEXTの両方に求人情報を同時に出すことは考えにくく、マイナビ転職とリクナビNEXT両方に登録しておくことで、網羅性を高めることができると考えています。
ちなみに私の職場では、前職・現職共にリクナビNEXTを求人の手段として活用しています。
先述した通りマイナビ転職は、リクナビNEXT同様に会員登録をすると無料で履歴書コーチや面接コーチ転職相談を無料で受けることができます。
またスカウト機能も充実していて、転職に役立つ情報も満載です。
ターゲット層が違うため過度な期待は禁物ですが、無料登録して使える機能は使い倒す!ぐらいの気持ちで登録してみてはいかがでしょうか?
プロが教えます!40代転職者のマイナビ転職活用法
私はリクナビNEXTの大泉洋さんよりも、マイナビ転職の宮崎あおいさんの方が個人的に好きです。
これで40代の求人も豊富であれば最高なのですが…
登録は、もちろんyahooメールやgメールなどのフリーメールで問題ありません。
トップ画面はリクナビNEXTよりも見やすいと好評
求人検索画面も非常にシンプルでグッド
40代の転職支援をしている管理人からアドバイス
40代は順調に行ってても、もしもの時に備えて転職サイトに登録して自分の相場なり業界の動向を把握しておくべき。
気になる求人情報を把握しておくだけでも、雇い止めされてストレスや疲労が限界に達してうつ病になる前に、転職の一手が打てるようになります。
私は雇い止めされてうつ病になって、選択肢もなく1年間働けなかった過去があります。
マジ辛いですよ、働きたいのに働けない辛さ。
基本的に、利用するのは完全無料。
WEB上に職務履歴を登録しておけば、あなたの希望条件に近い求人情報や、あなたの職歴に見合ったプライベートオファーがメールで届くシステム。
転職サイトに登録したら、ウザい広告メールが来ると思っているでしょうが、最新の転職サイトはそれらのメールブロック機能も充実している。
邪魔な情報はブロックして、自分の欲しい情報だけをゲットできるんだったら得にしかならないじゃないですか?
しかも転職サイトには、性格診断や自己分析ツールも充実しているから使わない手はないでしょ?
自分の相場なりに業界の動向を把握しておけば、ハローワークで「40代に紹介できる求人はない」とか、転職エージェントに登録拒否されてもダメージを最小限に抑えられます。
マイナビ転職で成功する方法を伝授しますまとめ
では最後に、今回の要点をまとめておきます。
- マイナビ転職は、20代30代の若年層が主なターゲット層
- リクナビNEXTに比べ有名な企業が多い
- ターゲット層は違うが、直接応募にはもってこいの媒体
- 転職フェアを開催しているのはマイナビ転職だけ
マイナビ転職は、若年層をターゲットにした求人が多く掲載されており、40代の転職者には少々不利。
しかし、それを補えるほどの転職フェアが年2回開催されています。
なかなか書類選考を通過できず絶望している40代も、この機会に転職フェアに参加してみてはいかがでしょうか?
転職支援をしている斉藤でした。